「赤ちゃんじゃないよ、ぼくのにぃにだよ」

100センチだった「唱クン」は今年110センチになった。
大きくなったのは「身長」だけかな?
「にぃに」は乳母車みたいなバギー(車椅子)に乗っている
手はいつも口の中、タオルと一緒にかんでいる。
「赤ちゃんなの?」
誰かに聞かれたらしい・・・
ママが聞きます。
「赤ちゃんって言われて、恥ずかしかったの?」
唱くんが答えます。
「違うよ」
「赤ちゃんじゃないから・・・嫌だった」
「だから・・・教えてあげたの」
「怒ってるんじゃないよ、教えてあげたの」
パパは聞いています。
にぃにも聞いています。
黙って二人の話を聞いています。
大きくなったのは「身長」だけじゃないね・・・
来年も10センチ伸びるかな?
・・・何が??
・・・親ばかである。
嬉しくて、嬉しくて・・・
・・・親ばかである。
ヘレンケラーの言葉
「障がいは不便ですが、不幸ではありません」
とてつもなく不便である・・・
気が遠くなるぐらい・・・不便である
でも・・・
家族は今年も「幸せ」でした。
文/鈴木昭彦さん






「水草」をバケツに放り込みながら「夏の相棒」を探してみる・・・
梅雨の終わりかけ・・・
空を見上げる
「大丈夫!」
ただ、ちょっとだけ「違う」らしい・・のは
歌が大好きな「唱くん」の「にぃに」には障がいがある。
「私には、父の背中が見えませんでした」
子どもには親を「KO」する魔法がある。
ご挨拶


